レセプト（診療報酬明細書）とは、病院等の保険医療機関や保険薬局が保険医療に要した費用を、保険者（健康保険組合等）に請求する際に作成する明細書のことです。レセプトには月ごと、医療機関ごと、患者ごとに、処方された薬・注射・処置・検査などの診療内容が記載されています。レセプトを見ることで、その人がどんな治療を受けたのか、一目でわかるのです。
なお、レセプトは1人について1ヶ月ごとに作成されますが、この1ヶ月ごととは診療月ごとという意味で、たとえば5月10日から6月9日までに同じ医療機関で診療を受けた場合は、5月10日から5月31日までと、6月1日から6月9日までがそれぞれ1診療月となり、レセプトは2件となります。
レセプトは、支払基金等によって点検されていますが、保険者は審査後のレセプトをさらに点検し、過誤請求については再審査請求をして医療費の節減に努めています。
